オーガニックコットンを扱われるのが初めての方もおられるかもしれません。ガーゼケットを長く気持ちよくお使いいただけるための洗濯情報です
ガーゼケットを届けるのは、
心地よいガーゼ生活が始まること。
そのために、ここで、
洗濯・干し方をお伝えします。
ポイントは4つあります。
● 使う前に「事前洗い」
● 「たっぷりの水」で洗濯機洗い
● 柔軟剤も漂白剤も「入ってない」洗剤
● 「陰干し」で日光を避ける
オーガニックコットン製のガーゼケットを気持ちよく使えるお洗濯のコツ。参考にしていただけたら幸いです。
1. 肌なじみのために 2~3回洗濯してから使う。
オーガニックコットンは綿花の油が残っているため「油=水をはじく」ので吸水性がよくありません。そのため、洗わずに使って肌に直接ふれると「まとわりつく感覚」が多少ありますが、洗濯することで解消できます。
届いてから2~3回洗うと肌馴染みがよくなります。すぐに使いたい場合でも、1回は洗ってから使いましょう。そのとき洗剤は使ってください。(洗剤がないと綿花の油がとれないからです)
2. ガーゼケットは たっぷりの水で洗濯機洗い。
最初は毛くずや毛羽落ちが多いので、洗濯用ネットを使いません。洗濯前に洗濯機のなかのゴミ取りネットが空になっているか毎回確認してください。洗濯機の設定は毛羽落ちがおわるまでは「標準コース」で。
水量は(洗濯機の自動設定よりも)1~2段階はあげて水量を多くします。水量が少ないと、毛羽落ちがゴミ取りネットに入らずにガーゼケット本体に付着してしまいます。毛玉も出来やすくなりますので、水量多め 必須です!!
毛羽落ちのピークは3~4回目ぐらいでしょうか。それぐらいから洗濯用ネットに入れて洗いましょう。(ちなみに、わたしは単独洗いするのでネットに入れてません)
洗濯機の設定は汚れたなぁという時は「標準コース」で、そんなに汚れてないけど洗おうかという時は「ソフトコース」といった具合に状況に応じて変えていくといいかもしれません。
洗濯前にゴミ取りネットを空にする、水量を1~2段階あげることは「ずっと続けてください」。水量多めは毛玉ができやすいガーゼにとって、毛玉ができにくくなるやさしい洗い方になります。
洗濯槽の洗浄をされていない方が久々に水量をMAXにして洗濯するとガーゼケットにぽつぽつ白い粉がつきます。(毛玉ですか?とお問合せをいただくのですが、正体は、、、洗濯槽にたまっていた石鹸カスです)
3. 「柔軟剤・漂白剤が入っていない」洗剤をつかう。
オーガニックコットン100%なので、オーガニックコットンならではの風合いが保てるよう柔軟剤や漂白剤が入っていない洗剤を使います。ドラッグストアやスーパーなどで洗剤の裏を見て「柔軟剤・漂白剤なし」かどうか確かめてください。
【2024.8.27 追記】
洗浄力の高い洗剤で洗うと毛羽落ちが多い可能性があります。(洗剤の成分である界面活性剤の働きが強いからです。界面活性剤は油分を引き剥がす作用があり、綿花の油を含んでいるオーガニックコットンに使うと繊維がたくさん引き剥がされて毛羽落ちとなります)
「たっぷりの水量で洗う」+「洗剤の量を半分に減らす」をしていただくと毛羽落ちの量が抑えられます
【2024.9.5 追記】
ガーゼケットにくっついた毛羽落ち:綿埃みたいなものから、毛玉みたいなちいさな丸い綿毛など。いろんな形状があります
これを機に初めて石鹸系の洗剤を使われる方もおられるかと思います。撹拌をしっかりせずに洗濯をするとガーゼケットにぽつぽつ白い粉がつきます。(これって毛玉ですか?とお問合せをいただくのですが、正体は、、、石鹸カスです)
4. 洗濯後「陰干し」で干す。
直射日光を避ける。陰干しを続けることで、オーガニックコットンならではの風合いが保てるだけじゃなく、やわらかさもキープできます。1回や数回ぐらいの直射日光干しだとほとんどわからない程度でも、直射日光干しを数か月続けるとガーゼの風合いや手触りは変わります。ごわごわ感がでてきます。
なかには「ハリのある感触でも平気」ということで気にされない方もおられます。日光を気にせず干しておられます。
陽当たりのいい場所にしか干すところがなければ、カンカン照りの日は避けて、うす曇り程度の日に洗って干しましょう。風があれば2~3時間ほどで乾きます。
乾燥機も使えます。ただし乾燥時間に注意してください。早く乾くのでいつもより短めの時間で(半分ぐらいの時間でも)終了しましょう。外干しとはまた違ったガーゼのいい風合いを実感していただけるはずです。
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書き手:アリサラ舎