毛羽と毛玉の違い/出来てしまった毛玉は? 2023.3追記

 ガーゼケットをいつまでも心地よく使っていただくために、アリサラ舎ではガーゼの洗濯のコツをまとめた洗濯情報をお伝えしているのですが、そのなかに出てくる「毛羽」と「毛玉」について改めて今からお話ししようと思います。

毛羽

 毛羽はガーゼからとれる余分な毛で最初の洗濯のときに多く出てきます。綿毛に似ていてふわふわしてます。

 洗濯のときに自然にとれるので、洗濯機の中のゴミ取りネットにたまります。1回目の洗濯から数回ぐらいは多く出て、あとは(写真のような)少量になってきます。

 以前、何度洗っても洗っても毛羽がガーゼケットについてしまう方がおられたことがあります。そのとき洗濯のゴミ取りネットが一杯になったままでしばらく洗濯をされていたので、ゴミを取って空にした状態で洗濯してもらったら解決できました。

 

毛玉

 セーターにできるのと同じようなものがガーゼにもできます。毛玉は一度できてしまうと、繊維にからんで表面にくっついているので自然にとれることはありません
 (ぽろぽろっと取れる場合は小さな毛玉のように見えるかもしれませんが、石鹸カスの可能性があります。洗濯機本体の手入れや洗剤を見直す必要が出てきますのでご一報ください)

 これは摩擦でできることがほとんどで、毛玉ができる原因は洗濯が多いんです。

 摩擦を減らす洗濯といったら、水の量を多くするのが一番です。洗濯用ネットに入れるより、ソフト洗いコースで洗濯するより、水量を多くするのが毛玉を防ぐ最善策になります

 水量を多くしても、ガーゼケットを肌にまとうときの摩擦があるので毛玉がゼロになることはありません。(写真のように)いくつか毛玉はできるもののほとんどわからない程度まで防げます。

 毛玉がたくさんできた方はもやもやされてると思います。毛玉取り機はガーゼ本体が破れてしまうこともあるのでご注意ください。ハサミを使ってとっておくと(先の尖った小さいハサミがおすすめです)、すっきりしますよ。

【2023年3月7日追記】毛玉取り機、最近のものでしたら使っていただいて大丈夫です。1,000~3,000円台で買えます。綺麗にとれました

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書き手:アリサラ舎
 滋賀県草津市でひとりひっそりガーゼケットを作っています。