ガーゼケットをいつまでも心地よく使っていただくために、アリサラ舎ではガーゼの洗濯のコツをまとめた洗濯情報をお伝えしているのですが、そのなかに出てくる「毛羽」と「毛玉」について改めて今からお話ししようと思います。
毛羽
毛羽はガーゼからとれる余分な毛で最初の洗濯のときに多く出てきます。綿毛に似ていてふわふわしてます。
たっぷりの水量で洗濯すると、ガーゼからとれた毛羽は洗濯機の中のゴミ取りネットにたまります。(水量が少ないとガーゼ本体に付着するので、たっぷりの水量は必須です!!)
1回目~数回程度は毛羽落ちは多く出て、あとは(上記写真のように)少なくなります。
【2024.8.27 追記】
洗浄力の高い洗剤で洗うと毛羽落ちが多い可能性があります。(洗剤の成分である界面活性剤の働きが強いからです。界面活性剤は油分を引き剥がす作用があり、綿花の油を含んでいるオーガニックコットンに使うと繊維がたくさん引き剥がされて毛羽落ちとなります)
「たっぷりの水量で洗う」+「洗剤の量を半分に減らす」をしていただくと毛羽落ちの量が抑えられます
【2024.9.5 追記】
ガーゼケットにくっついた毛羽落ち:綿埃みたいなものから、毛玉みたいなちいさな丸い綿毛など。いろんな形状があります
毛玉
セーターにできるのと同じようなものがガーゼにもできます。毛玉は一度できてしまうと、繊維にからんで表面にくっついているので自然にとれることはありません。
(ぽろぽろっと取れる場合は小さな毛玉のように見えるかもしれませんが、石鹸カスの可能性があります。洗濯機本体の手入れや洗剤を見直す必要が出てきますのでご一報ください)
毛玉は摩擦でできることがほとんど。原因は洗濯が多いんです。
摩擦を減らす洗濯といったら、水の量を多くするのが一番です。洗濯用ネットに入れるより、ソフト洗いコースで洗濯するより、水量を多くするのが毛玉を防ぐ最善策になります
水量を多くしても、ガーゼケットを肌にまとうときの摩擦があるので毛玉がゼロになることはありません。(写真のように)いくつか毛玉はできるもののほとんどわからない程度まで防げます。
毛玉がたくさんできた方はもやもやされてると思います。毛玉取り機はガーゼ本体が破れてしまうこともあるのでご注意ください。ハサミを使ってとっておくと(先の尖った小さいハサミがおすすめです)、すっきりしますよ。
【2023年3月7日追記】毛玉取り機、最近のものでしたら使っていただいて大丈夫です。1,000~3,000円台で買えます。綺麗にとれます
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書き手:アリサラ舎