綿花の天然の色はキナリ色。
オーガニックコットンは色を漂白をして白色にしたり染色して色をつけていません。
綿花の色がそのままガーゼケットの色になっています。まさしく天然の色、生成り(キナリ)色です。
色が褪せた先の景色。
洗濯を繰り返しながら日々使っていくことで、色は少しずつ褪せてきます。
通常のコットン(綿100が多い)は色が褪せないよう、色落ちしないように色止め加工をするのですが、オーガニックコットンは無農薬で育てられた綿花だけでなく、生産工程の段階から化学薬品を使わないようにしていくので色止め加工をしません。
だから、オーガニックコットンは色が褪せるのです。
色褪せしたオーガニックコットンは、生成り色の黄味の部分が抜けて、ミルクのようなソフトな白色(ミルク色と呼んでいます)になります。
左:洗濯1回目
右:1年以上使っている状態
ミルク色になるまで、よく洗濯しても早くて数か月、遅くて半年ぐらいかかるでしょうか。
模様刺繍を入れたとき、色褪せしたあとの白くなったほうが模様の色がぐっと映えてくるんです。
洗えば洗うほど、色も育つ。
1回ごとの洗濯であっと驚く変化ではないものの、時を積み重ねることで大きな変化を見出せるのもオーガニックコットンの生活のたのしみになります。