オーガニックコットンは最初に吸水力が弱い。その理由

アリサラ舎のガーゼはオーガニックコットン100%の素材でできています。オーガニックコットンは使い始めにほとんど吸水できません。水をはじいてしまいます…

それはなぜか?

オーガニックコットンには綿花の油分が残っているからです。

 本来、綿花の油分はコットンが育つときに水をはじいて種を雨から守るという、重要な役割をしています。

 普通のコットンは油分を取り除く処理がされるので使い始めから吸水が良いのですが、オーガニックコットンは綿花を無農薬の畑で育てていて、さらに糸や生地になるまでの様々な工程においてもできるだけ薬品を使わずに行われています。だから油分を取る処理がされていないので油分が残るというわけなんです。

 オーガニックコットンには「吸水力の弱さ」という不便さはあるものの、オーガニックコットンならではの「肌触りの良さ」があります。

 吸水力の弱さは繰り返し洗濯することで解消されますが、肌触りの良さは何年使っても感じ続けられる。それが無農薬綿花の天然素材、オーガニックコットンです。そんな良いところも不便なところも合わせて丸ごと!!受け入れていただけたら幸いです。

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書き手:アリサラ舎
 滋賀県草津市でひとりひっそりガーゼケットを作っています。