ガーゼケットのメリット・デメリット~タオルケットとの違いから考察

ガーゼケットがはじめての方へ
夏の寝具は
なにを使っておられますか?

 夏はタオルケットを使われてる方が多いかもしれません。そこでタオルケットと比較しながら「ガーゼケットのメリット・デメリット」をお伝えしていこうと思います。

 日常のなかで使ってる様子を、すこし想像しながら読みすすめていただければ幸いです。

アリサラ舎オーガニックコットンガーゼケット

ガーゼケットのデメリットは?

 本来なら強みから先に伝えたほうがいいとは思うのですが、まずはガーゼケットの弱いところを最初に知ってもらいたいので今から3つのデメリットをお伝えします。

デメリット1
 (タオルケットよりも) 厚みが薄い

 厚みが薄くて、冬の寒さを心配されるかもしれませんが、むしろ冬はタオルケットよりもガーゼケットのほうが断然暖かいです。

デメリット2
 (タオルケットよりも) 洗濯すると毛羽が出やすい

 最初のころの洗濯で。毛羽落ちは洗濯機のなかのゴミ取りネットがキャッチしてくれます。(洗濯する前にはゴミ取りネットのなかを空にしておきましょう)毛羽落ちのピークは洗濯3~4回目。それ以降はほとんど出ないので気になりません。

デメリット3
 (オーガニックコットンゆえのデメリット) 肌にまとわりつく

 オーガニックコットン製のものは原材料の綿だけではなく、生産工程でも化学薬品を省いています。そのため綿花の油がそのまま残ってるので「油=水をはじき」吸水性がよくありません。(綿花に油があるのは雨などの外敵から身を守るためなんです)

 油が残り、吸水性がないガーゼは「肌にまとわりつく感覚」が最初のころ多少ありますが、洗濯で油は徐々に取れます。数回洗濯を繰り返すと、まとわりついてたガーゼもそのうち体にふわっと包み込むようになって気持ちよく!!使えるようになりますよ

アリサラ舎オーガニックコットンガーゼケット

 ガーゼケットのデメリット、どうでしたか?たしかに最初は毛羽落ちが気になったり肌にまとわりつく感触も多少あるかもしれませんが、洗濯で解消されますのでご安心ください。

ガーゼケットのメリットは?

 つづきまして、ガーゼケットの良いところを5つお伝えします。デメリットよりメリットのほうが多いです。

メリット1
 (タオルケットよりも) 早く乾く

 ガーゼケットのような大判サイズでも乾きがいい。南東向きの我が家のベランダで夏なら2時間かからず、冬で4時間ほどでしょうか。

メリット2
(タオルケットよりも) 軽い

 家だけでなく外泊・旅行にも持っていける。今ならキャンプや山歩きなどアウトドアにも重宝します。いつもの寝心地が出先でも叶うなんて…想像以上に質の良い睡眠がとれます。

メリット3
 通年、使える

 タオルケットは夏だけのものですが、ガーゼケットは暑い時期は涼しく、寒い時期は暖かいので年中使えます。春夏秋冬どの季節でも 一年を通して快適に使えるのが、ガーゼケットの良いところなのです。そんな寝具って意外とないと思いませんか?

メリット4
 洗えば洗うほど ふわふわに育つ

 タオルケットは洗えば洗うほど、最初の頃のふわふわ感がなくなっていってしまうのですが…ガーゼケットは使い続けていくほど風合いがでて気持ちよく育っていきます。

 ほかにもガーゼケットのメリットがまだあります。ガーゼケットの素材がオーガニックコットン 100%なら、

メリット5
 冬の暖かさがスゴイ!「最強のあったか対策に」なる。

 夏のあいだ涼しく寝られるガーゼケット。素材がコットンやリネンだと冬は物足りなさがあるのですが、オーガニックコットン100%の素材なら、手持ちの布団や毛布の下で肌掛けとして使うとひだまりに包まれるように暖かい!! 冬でも暖房がいらなくなりました。(かつては…電気毛布や湯たんぽを使ったり、布団乾燥機で温めてました)


 以上がガーゼケットのメリット・デメリットの話しでした。最初何度か洗濯をする手間はありますが、それ以上に衛生的で機能性もあって肌触りもよくて…心身ともにリラックスして安心した眠りをもたらしてくれます。

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書き手:アリサラ舎
 滋賀県草津市でひとりひっそりガーゼケットを作っています。