ガーゼの洗濯で。毛羽落ちが多い原因

ガーゼケットを洗濯すると毛羽落ちが多くて困る方はいませんか?

使い始めの洗濯で。毛羽落ちは洗濯機のなかのゴミ取りネット内におさまるのですが、写真のように↓↓ 洗濯した後のガーゼケットに何かついてる…

 
よく見ると、大小たくさん。綿埃のようなものや毛玉のような小さな丸い綿毛など。これ、洗濯で落ちた毛羽なんです。

 
こうなる原因は「洗濯のときの水量が少ない」こと。

たっぷりの水で洗わないとガーゼケットから出た毛羽がゴミ取りネット内に入らずガーゼにくっついてしまいます。

なかでも洗浄力が高い洗剤※を使った場合、激しく毛羽落ちするので「たっぷりの水で洗うこと」をとくに意識してください。

※ 洗浄力が高い洗剤は界面活性剤の働きが強いです。界面活性剤は油分を落とす役割もあります。綿花の油を含んだオーガニックコットンに強い界面活性剤を使うと、ガーゼの繊維を剝ぎ取る力が強いので毛羽落ちの量が増えるのです

 
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 いつもはたっぷりの水量で洗濯しているわたしですが、今回は水量(少なめ=20L・普通=40L)と洗剤(アタック・ファーファ)を変えて洗濯実験をしました。すごい違いがあったので改めて「たっぷりの水量で洗うこと」が大切なんだなぁと思いここでお伝えすることにしました。

水量の目安は最低でも約40リットル。50リットルが理想です。60リットルはとても良いです。2枚以上洗うときやロングサイズ、極上ケットの場合は60リットルがおすすめです

今回の実験するにあたって、竹内 節『界面活性剤』米田出版 がとても参考になりました。著者の竹内さん、この本を教えてくれたHさん、心よりお礼を申し上げます。アリサラ舎 高阪